時制助動詞

時制助動詞で「時間」を具体的に

日本語の時制は、動詞の語尾変化によって現在、過去、未来を表します。

英語では日本語と同じように動詞で時制を表しますが、それに加え、「主語(話し手)の意識の時制」という日本語にはない概念が存在します。

たとえば「drink」の場合

・Do you drink? あなたはお酒を飲むの?

 意識時制「永久」 動詞時制「永久」

・Are you drinking? あなたはお酒を飲んでいるところなの?

 意識時制「今」 動詞時制「今」

・Have you drunk? あなたはお酒を飲んでしまったの?

 意識時制「今」 動詞時制「過去」

・Have you been drinking? あなたはお酒を飲み続けているの?

 意識時制「これまでずっと」 動詞時制「これまでずっと」

・Will you drink? あなたはお酒を飲むの?

 意識時制「今」 動詞時制「未来」

・Are you going to drink? あなたはお酒を飲むつもりなの?

 意識時制「今」 動詞時制「不確実な未来」

・Are you drinking? あなたはお酒を飲む予定なの?

 意識時制「今」 動詞時制「確実な未来」

と時制助動詞によって、話し手の意識(マインド)の時制がどこにあるかを表現できるのです。

日本語と英語の違い→英語は動詞Vの時制以外に、話し手の意識の時制をAVで表現する。